谷川岳周辺 大峰山(1254.5m)、吾妻耶山(1341m) 2015年6月7日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 4:22 大峰林道ゲート−−4:28 大峰山分岐標識−(この間廃道)−4:52 登山道−−5:18 大峰山−−5:38 赤谷越峠−−6:03 吾妻耶山 6:08−−6:24 赤谷越峠−−6:28 登山道を離れる−−6:36 廃林道−−6:48 林道−−6:50 大峰林道−−(4分ほど林道逆走)−−7:24 大峰林道ゲート

場所群馬県利根郡みなかみ町
年月日2015年6月7日 日帰り
天候
山行種類一般登山+ショートカットのための籔
交通手段マイカー
駐車場大峰林道ゲート前に駐車余地あり
登山道の有無あり
籔の有無登山道だけ歩けば籔は無し。今回のように道がない場所をショートカットすると籔あり
危険個所の有無無し
山頂の展望大峰山:無し
吾妻耶山:北方向に少し開ける
GPSトラックログ
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コメントここも計画変更で地図を持たずに登ったがいきなり廃道で迷って適当に登って主稜線の登山道へ出る。大峰山はピークっぽくなく三角点が無ければ通過点。吾妻耶山は巨大な祠が3つもあってビックリ。帰りは余計なピークを巻くために赤谷方面へ向かう道の途中から大峰林道を目指したが地形図が無い状態ではリスクが高すぎ何度か右往左往したが最終的には林道に出られた。気温は10℃以下で快適に歩けた




今日も地図を持っていないのでPC画面をデジカメ撮影 ゲート前駐車余地
大峰林道ゲート 林道から見た大峰山方向(山頂は見えていない)
大峰山分岐標識 なんか道が薄いなぁ
伐採地に出ると廃林道。踏跡無し 廃林道が折り返したら消失。適当に登ることに
植林の中は籔は無く歩きやすい 急斜面を登る
主稜線上は見事な登山道あり 足尾山塊方面から日の出
露岩もちょっぴりある 1150m鞍部から南側の梯子
1150m鞍部から北側の梯子 1230m峰。2つの電波中継所
NHK&群馬TVの共同施設 もう1つは民放用
林道が合流。刈り払い直後らしい 展望台は木より低い
大峰山山頂。平坦地 山頂標識
欠けて保留された三角点 赤谷越峠
良好な登山道が続く ジグザグに登る
吾妻耶山山頂 大きな祠その1
大きな祠その2 大きな祠その3
大峰山、吾妻耶山案内図 谷川連峰の展望図
吾妻耶山から見た小出俣山〜阿能川岳
吾妻耶山から見た谷川岳周辺
吾妻耶山から見た奥日光〜足尾山塊
吾妻耶山から見た朝日岳〜巻機山 吾妻耶山から見た三峰山
赤谷越峠から西へ下る 登山道は北へ折れる
ショートカットのため道のない南方向へ シダが生い茂る平坦地が続く
廃林道っぽい 廃林道
東へ延びる廃林道に入ってみたが戻る 廃林道を西へ
林道に出た(でも大峰林道ではなかった) 広場で合流したのが大峰林道
何の小屋? 帰りはゲートが開いていた
駐車余地到着


 三峰山から下山後、翌日登る山を考える。準備しているのは新潟湯沢周辺の地図だが、これから東京から離れる方向に移動するのはもったいない。このままこの近くで地図が無くても登れる山を選ぶのが得策だろう。ロードマップを眺めると西側に大峰山、吾妻耶山が目に入った。ここも三峰山同様の台地状の山で、確か登山道があったはずだ。車に積みっぱなしのPCを立ち上げて地形図を見ると北側の仏岩トンネルか東のスキー場か南のサイクルセンターから林道や破線が伸びている。仏岩トンネルが一番信用できるルートだが登山口の標高が低いのが難点。ノルンスキー場はスキー場内を車道が通っていてここをマイカーで入れれば一番標高差が少ないが、おそらくスキー場のメンテ用道路で普通車で走行可能な路面状況か不明。というわけで残ったサイクルセンターから登ることにした。

 カーナビに導かれて急坂を登ってサイクルセンター入口を通過、僅か西側にある林道入口へ。ダートだが普通車でも走行に問題は無し。この林道は稜線まで達して大峰山山頂直下まで通じているが、途中にゲートがある可能性がある。案の定、サイクルセンターの敷地境界付近で施錠されたゲートが登場。ここから歩くことになる。標高は900m強。ゲート近くに駐車余地あり。路面状況はこの先も良好だ。

 残念ながらこの林道には案内標識が無い。でも林道を歩けば稜線に達するので心配はないが、地図が無いままはちょっと怖い。そこで地図を表示したPC画面をデジカメで撮影することにした。細かな地形を読むのは無理だが、どこに登山道があるのかはこれで分かる。ただし、地形図の情報どおりに道が存在すればの話しであるが。

 日の出前にゲートを出発。今日も気温は下がって10℃以下。朝は寒いくらいでダウンジャケットを着て出発。地形図ではすぐに右に登山道が分岐し、尾根に直登できるコースがあるはず。明るい伐採地を通過してその境界で右に「大峰山」の案内標識が登場。これが地形図の道だろう。林道を歩くより距離が短く効率的なのでこちらに入る。

 しかし最初からいかにも道が薄く最近人が歩いた気配が感じられない。植林中はまだ道形かしっかりしていたが伐採地に出ると草ぼうぼうの廃林道に変わり右へトラバース。地形図だとこのまま斜面直登のはずだが案内標識は廃林道の方向を差しているのでそちらへ。標識はあっても人が歩いた気配は完全に消えてどう見ても廃道。廃林道は途中で2手に分かれるがここには標識は無く、どうせ廃道ならば斜面直登で最短距離で尾根に出るのがいいだろうと左の廃林道を選んで伐採された斜面を折り返して伐採と植林の境界の小尾根へ取り付く。ここには廃道の痕跡もないが藪も無いので自由に歩ける。登るにつれて徐々に傾斜が増してきて、トラバース気味に付く獣道を乗り換えたりしながら高度を上げる。地形図ではたしかに尾根直下はかなりの傾斜で、もし登山道があったとしたらジグザグに道が付くような場所だった。

 傾斜が緩むと稜線に到着。立派な道があった。よかった。ここの破線まで嘘じゃなくて。東の空から朝日が昇ってくる。ここからだと上州武尊や奥日光などの2000m級の山々が東に聳えるので太陽が顔を出すのは日の出の時刻よりだいぶ遅くなるようだ。

 1179m峰を越えると長い階段で鞍部へと急降下。鞍部と言うよりキレットに近いかも。地形図ではこれほどの傾斜には読取れない。登り返しは長い鋼鉄製の階段。これがやたらと長かった。

 階段を登り終えればなだらかな稜線歩き。最初のピークに到着すると樹林が広く開けて空が見える場所で、いくつものアンテナが立っていた。地デジやFM放送など一般放送の中継局だ。ここは明瞭なピークだがまだ大峰山山頂ではない。

 小鞍部に下ると左手から林道が登場。ゲートから林道を歩きつづければここに出たはずだが、今回は斜面直登でかなりショートカットできたはずだ。路面状態からして廃林道ではなく現役の林道だった。

 少しの間だけ林道は稜線上を通って電波塔で終点。その先は広く刈り払われた登山道が続く。緩やかだがまだ登りが続きのっぺりした明瞭なピークが無い場所に大峰山山標識が登場。よく見ると近くに三角点があった。周囲は樹林に覆われて展望は無く、山頂標識が無ければ気付かずに通過してしまいそうな場所だった。

 次は吾妻耶山。標識に名前が出ているので地図を持たなくても迷うことはなさそうだ。これだけ立派な道だし藪山と違って外す心配も無い。途中に分岐(十字路)があっても地図が無いので地名が書いてあってもそれがどこなのか判断できなかった。東に向かう道はスキー場方面だろうが西へ向かう「赤谷、高原千葉村」はどこだ? もしかしたらさっきの林道に繋がっているだろうか。だとしたら帰りは往路を辿って大峰山へ登り返さずに鞍部近くの分岐から西へ下って林道へ乗れれば効率的だ。

 十字路を直進しまとまった登り。ここもよく手入れされたきれいな登山道。広い吾妻耶山山頂部の西端で赤谷越方面へ下る道と合流。あのトンネルから登山道が続いているはずだ。ここで登山道は東に進路を変えて台地状の東端へ。そこが吾妻耶山山頂。大きな祠が3つあり、昔から信仰登山の対象だったようだ。一番奥で樹林が少し開け、僅かに雪が残る谷川連峰や昨日登った三峰山が見えた。

 これで目的達成。地図を持たない変則山行だったがどうにかなった。帰りだが往路を戻ることなく楽をして林道を目指したい。地図が無いのでリスクがあるが、出発時に撮影したPCの地図画面をデジカメ画面で確認。先ほどの赤谷方面分岐の道がどこに行くのか分からないが西に下るのだけは間違いなく、デジカメ画像の地図上でいくつか西に下る道のどれかのはず。これらの道は一度浅い谷に入って北上しているが、これを逆方向に南下すれば林道に出ることになる。谷には道はないが尾根と違って谷は分散しないので、まっすぐ辿れば必ず林道に出る。これなら地図無しでもどうにかなりそうだ。

 往路を戻って十字路へ。ここで西へ下る。こちらも明瞭な道で間違いようがない。予想通り道は浅い谷地形に出て右に曲がって北上し始めたので、ここで道と分かれて左の道無き樹林へと分け入る。植林帯で地面は大きなシダが茂っているだけで障害となる藪は無し。このまま谷地形を辿る。右手(西)にはピークがあるので写真の地形に間違いないだろう。

 平坦区間が終わって谷の両側が広がって下りらしくなってくると廃林道が登場。しかしここの方が藪っぽくて歩きにくい。廃林道は別の廃林道に合流。ここまでの廃林道もこの廃林道も地形図に記載が無いのでどういくのが正解なのかわからない。右に行くか左に行くか悩んだ末に左(東)へ行ってみる。しかし廃道化の程度がどんどん酷くなるし上りになっているのは怪しい。逆戻りして西へ進むと下りになって徐々に道が良くなってくるような気配。

 やがて現役の林道に飛び出した。しかし現在位置が不明なのでこれが往路で歩いた林道なのか、それに続く別の林道なのか判断できない。とりあえず下りの左へ進むとすぐに広場が登場し、また別の林道に合流した。広場には車が駐車してあり、ゲートを通過したのだから工事か林業関係者だろう。

 さてこの林道もどちらに進めばいいのか? まずは左に進んでみるが登り坂に変わった。ここでデジカメを取り出して地図画像を見直すと東に向かって上り坂は大峰山方向の林道だった! 逆へ進んでしまったのだ。でもこれでおよその現在位置が判明し、この林道を下ればゲートに到着することは分かったので大きな収穫だった。

 あとは素直に林道歩き。ダートだが路面状況は良好で普通車でも走れる道だから歩くのには支障なし。左手の稜線上には電波塔が見えており、今なら大峰山がどこなのかはっきりと分かる。両側から迫った植林帯が開けた伐採地に出れば往路で廃林道に入った標識のある分岐点。ここからゲートまでもう近い。

 ゲートに到着。今日は出会った人はゼロ。ゲート前の車も私の1台だけ。たぶんこちらの林道ルートはメインの登山道ではないのだろう。事前に調査せず来た山なので、登れただけでもよしとしよう。でも、やはり地図無しで登るのはよろしくない。読図しようにも地図が無いのでは読図は不可能。デジカメ画像でどうにか代替できたが使い勝手は非常に悪い。やはり広範囲が一度に見える紙地図がベストだと痛感した。

 

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